💡 WPFアプリケーションのMVVM構造とディレクトリ構成ガイド

🧱 MVVMとは？

WPFでは「MVVM（Model-View-ViewModel）」パターンを使って、役割ごとにコードを分離することで、保守性・テスト性・再利用性を高めます。

📁 推奨ディレクトリ構成

MyApp/
│
├── Models/           ← データ構造やロジック（例：User.cs）
├── ViewModels/       ← Viewに対応するViewModel（例：UserViewModel.cs）
├── Views/            ← XAML UI（例：UserView.xaml, UserView.xaml.cs）
├── Services/         ← API通信やDBアクセスなどの業務ロジック（例：UserService.cs）
├── Commands/         ← ICommandなどの共通ロジック（例：RelayCommand.cs）
├── Utils/            ← 再利用可能な補助ロジック（例：StringUtils.cs, DateTimeUtils.cs）
├── Extensions/       ← 拡張メソッドなど（例：StringExtensions.cs）
├── App.xaml          ← アプリケーションエントリポイント

🔁 Utilsディレクトリの使い方

• 目的：再利用可能なロジックやユーティリティ関数をまとめる場所
• 例：
  • StringUtils.cs：文字列の整形や検証
  • DateTimeUtils.cs：日時の変換や比較
  • EnumUtils.cs：Enumの表示名取得など
  • Extensions/：拡張メソッド（StringExtensions.csなど）

📌 注意：Utilsは他のレイヤーに依存しないように設計すること（逆はOK）

View → ViewModel → Model / Service → Utils（依存関係の一方向性を守る）

✅ なぜこの構造が重要か？

• 責任分離が明確になる（どのファイルに何を書くか迷わない）
• テストが容易になる（ViewModelやServiceはユニットテスト可能）
• 保守性・拡張性が向上する（UIとロジックを別々に管理できる）
• チームでの分担がしやすい（UI班・ロジック班の役割分担が可能）