<aside> 💡 このページでは工程全体の開始とリセットについて、はしご君での扱いを説明しています。
</aside>
KSIのラダープログラムにおける工程スタートからリセットまでのプロセスは以下の通りです。
graph TD
起動釦 --> 起動信号
起動信号 --> 自動運転開始
自動運転開始 --> 始動条件確認
始動条件確認 --> 工程スタート
工程スタート --> 工程完了
工程スタート --> リセット後工程
リセット後工程 --> 工程スタート
工程完了 --> リセット
リセット --> 自動運転開始
サイクル起動釦を押してから自動運転が開始し、始動条件確認を行います。
途中でサイクル停止または、連続運転シナイのセレクタスイッチ操作が行われた場合、起動信号が切れる為、リセットから自動運転開始のチェックタイミングで工程が終了します。
❗従来システムと考え方の違いはありません。
自動化に必要な信号の入力について、工程ファイルやはしご君の工程設定画面で行う必要があります。
また、はしご君においては複数工程について対応しています。
これはカネソウの分割生産や、試運転プログラム等、同じラインで動かし方が異なる場合が存在する為、自動化の仕様に盛り込んでいます。
同一工程ファイル内で複数工程を認識させる為、1工程毎に、その工程がどの自動運転開始工程に対応しているのか、どのリセット工程に対応しているのかを記述しています。
これにより、リセット後すぐにスタートする工程に必要な、「ライン始動条件確認完了」の接点を工程ごとに設定する事が可能です。
これは、自動運転開始工程において重要になります。
他工程については基本的に不要な記述になりますが、エクセル上で簡単にコピーできる為、全てに記述しておくことで、将来的な自動化の仕様追加に生かしたいと考えています。